徒然日記

5月7日 その2449『逢坂誠二の徒然日記』





夜明け前の都内、
わりと明るめの雰囲気だ。

空に雲は少ない。

朝の気温は10度程度、
予想よりも肌寒さを感ずる。

日中は23度程度になる見込みだ。

1)子どもの数
一昨日の子供の日の街宣は、少子化対策に言及した。

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総務省が4日発表した4月1日現在の15歳未満の子供の数は、
過去最少だった昨年よりさらに16万人少ない1633万人だった。

1982年から33年連続の減少だという。

昨年の10月1日現在、
東京都と沖縄県だけは前年より子供の数が増えた。

全人口に占める子供の割合は、
沖縄県が17.6%、滋賀県14.8%、佐賀県14.3%。

最も低いのは秋田県の10.9%、
次いで東京都11.3%、北海道11.6%。

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人口4千万人以上の国の総人口に占める子供の割合は、
トップはタンザニアの43.9%。

主要国では、アメリカが19.5%、中国16.4%、
韓国15.1%、ドイツ13.2%などとなっており、
日本は12.8%で、最低水準だった。

戦後日本の子供の割合が、
三分の一程度だったことを思うと、
信じ難い数字となっている。

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日本の現在の合計特殊出生率は1.41と若干増加傾向にある。

しかし依然として2を下回る状態が続き、
人口が減少するのは確実だ。

仮に合計特殊出生率がさらに上がったとしても、
そもそも出産適齢期の女性の数が減っているため、
大幅な子供の増加には繋がりにくいと見られている。

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1950年ごろ、日本の子供の数は3千万人近かった。

それが現在は、1千6百万人だ。

これは国家の将来にとって極めて深刻な状況であり、
以前からこの状況は分かっていたはずだが、
抜本的な対策が取られておらず何とも残念なことだ。

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少子化対策には、いくつかの方法が考えられる。

まず子育てに対する直接的な対策だ。


保育所や幼稚園の受け入れ態勢を整える


放課後児童対策を行う


教育に対する親の負担を減らす


働く両親の子育て環境を改善する

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これらの直接的な対策に加え、
日本人のライフスタイルを見直すことも必要だ。


仕事と生活の適切な時間配分を実現する


居住地と勤務地の行き来を容易にする


より良好な住宅環境を目指す


支え合いの近隣社会を取り戻す

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子供の数を増加させることは、
国の本質的なあり方に関わる大ごとであり、
もっと踏み込んだ議論と対策が必要となっている。

今日も、しっかりと前進します。

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        2014・5・7
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. いつも拝見しています。問題意識は近いので、参考にさせていただいています。
    少子化は大変な課題です。外国人をいれれば済むという問題ではないですし。
    細かい対応よりも、生涯で費用がかかるのは、住居と教育です。特に、教育費用を考えると、
    子どもを作りたいという行動に移りにくいのでは。大学教育費無料化が、地方に住むご両親にとっては
    一番ありがたいことではないかと思います。地方に住んで、収入が少なくても、教育に金がかからなければ、
    子どもは多いほうがいい。

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