徒然日記

6月10日 その2483『逢坂誠二の徒然日記』





函館は、今日も雲の多い朝を迎えた。

一昨日からが降り、
農家の皆さんは安堵していることと思うが、
気温が低い状態が続いている。

今日の予想最高気温も17度だ。

1)驚き
昨日、参院決算委員会での
集団的自衛権に関する総理の答弁を聞いていると、
驚くことの連続だ。

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・限定的
総理は、最小限で限定的な場合に限って
集団的自衛権の行使容認を主張する。

限定的だから今の憲法に抵触しないかのイメージを振りまいているが、
行使容認のケースをどんなに限定的にしようとも、
実際に武力行使が始まれば、
その内容には事実上歯止めがきかなくなるだろう。

戦闘地域であろうとなかろうと、
他国領土であろうとなかろうと、
実際に武力行使が始まれば、
引き下がるわけには行かなくなるのが戦争の現実だ。

この点について、全く言及がない。

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・安保体制
総理は、安保議論のときも、相当な懸念があったが、
今は、そんなことはないかのような答弁をした。

この総理のデリカシーの無さに驚いてしまった。

安保体制には評価すべき点もあるだろう。

しかし相当な負の側面、
国民の犠牲の上に成り立っているのも事実だ。

たとえば基地が集中する沖縄の現実をどうとらえるのか。

日米地位協定によって、
日本の主権の一部が制限されている事実をどうとらえるのか。

これら負の側面に対する思いが全くないとすれば、
それは信じられないことだ。

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・閣議決定
総理は、日本の平和主義の大転換を、
内閣だけの判断、閣議決定で行おうとしている。

これも信じられない。

こうした大問題であれば、
あるほど慎重に丁寧な手続きで行うべきだ。

あたかも自分だけが、
日本の将来を見通せているかのように、
実に強行的な答弁を繰り返している。

特に自分の意に沿わない野党議員の質疑に対し、
嘲笑するかのような態度で気色ばんで答弁をする場面がある。

これは独善的で極めて危うい姿勢だ。

この総理の思いの実現には、
衆参両院の選挙、
さらには憲法96条に定める手続き、
こうした手順を踏まえる必要がある。

こうしたことを、
やらなくても良いと考える総理の姿勢には、
驚きを禁じ得ない。

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総理の委員会答弁を見ていると、
その薄っぺらさ、慎重さ、深い配慮の無さに、
涙が出るほどの悲しさを感ずる。

先週金曜日から急激な喉の痛みに見舞われ、
一昨日、昨日と街宣を休まざるを得なかった。

完治はしていないが多少改善の兆しがあり、
今朝から街宣の再開だ。

今日も、しっかりと前進します。

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        2014・6・10
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