徒然日記
6月11日 その2484『逢坂誠二の徒然日記』
函館は、今日も雲の多い朝を迎えた。
スッキリしない天気だ。
雨が降る時間帯もあるようだ。
日中の予想最高気温は18度程度だ。
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昨日は、朝の街宣後、
喉の診察を受け、札幌へ向かった。
会議に出席し、夕刻の飛行機で帰函している。
昼近くまで函館で活動し、
札幌市内での午後の会議に出席し帰函できる…、
便利な時代だが、体には多少の厳しさが残る。
1)日本の将来は?
内閣法制局が、政権の意向を踏まえ、
これまでの見解を180度転換することが分かった。
憲法解釈を変更し、
集団的自衛権行使を限定的に認めるという
閣議決定案を了承したというのだ。
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集団的自衛権を認めることは、戦後日本の平和主義の大転換だ。
もっともっと議論が必要だが、
総理は22日までの今国会中にそれを閣議決定するという。
とんでもない暴挙だ。
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しかもその大転換を、憲法の解釈変更で行うという。
これでは、解釈による改憲だ。
立憲主義が崩壊すると同時に、
法治国家として機能不全に陥りかねない。
こんな独裁的なことは、断じて許すことはできない。
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昨日、衆院本会議で、
新しい原子力規制委員の人事案が承認された。
これもこれまでの議論の積み重ねを無視し、
総理に都合のよい意見を持った人材を配置する、
いわゆる「お友達人事」だ。
総理は、世界一厳しい規制と嘯いて、
規制委員会がOKしたら原発を再稼働をするという。
規制委員会は、万が一の場合の避難計画には関与しない。
非難は自治体の対応だという。
それが世界一厳しい規制のはずがない。
だが何が何でも、再稼働に突き進むのだろう。
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憲法も原発も、
こんな無茶苦茶な対応をする総理に対し、
絶望感を覚える。
日本の将来に大きな不安を覚えている。
2)混合診療
政府は、混合診療の範囲を拡大する方向で準備を進めている。
しかし混合診療を拡大した際の負の側面は、
ほとんど議論されていない。
しかもこの混合診療の拡大議論が、
経済の成長戦略の文脈で議論されている。
医薬品のインターネット販売議論も
成長戦略の一環として議論された。
これは大きな誤りだ。
医療も医薬品も、経済活性化の中で議論されるべきことではなく、
国民の命、健康をどう守るか、その視点で議論されるべきことだ。
命よりも経済を優先した議論に何の疑問も持たずに、
混合診療の拡大が進むことに恐ろしさを感ずる。
安倍総理の目指す社会に空恐ろしさを感ずる日々だが、
どんなに厳しい状況の中でも歯を食いしばって、
進まねばならない。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2014・6・11
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