徒然日記
7月2日 その2505『逢坂誠二の徒然日記』
いつものように朝を迎えた。
だが今日の朝は、もう昨日の朝ではない。
昨朝の日本政府と、
今朝の日本政府は完全に別の政府になったのだ。
政府が、
自衛隊の武力行使の範囲を拡大することを、
昨日決めた。
日本に武力攻撃をしていない国に対しても、
日本が武力行使ができるというものだ。
戦後日本が歯を食いしばって育ててきた専守防衛を大転換し、
平和主義を大きく後退させるものだ。
今回の閣議決定の内容は、
事実上の改憲ともいえるものであり、
こうしたことは許されるものではない。
総理は、
「今回の閣議決定で、
日本が戦争に巻き込まれる恐れは一層なくなる」
と述べたが、なぜそう言えるのか、その意図が全く分からない。
憲法の平和主義も揺らがないかの発言もしているが。
それも詭弁だ。
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戦後日本の大転換だが、
テレビは、平時の対応だ。
テレビショッピング、サッカー、芸能ニュースなどが、
普段と同じように流され、
その流れの中で閣議決定のことが報じられる。
戦後の安全保障政策を大転換するものだが、
緊迫感が全く感じられない。
新聞はこの閣議決定に多くの紙面が割かれているが、
テレビは平板な報道に見える。
歴史の大転換点が、
こんな報道で良いはずがない。
今後、この閣議決定を踏まえた法案が提出される。
その法案成立を阻止し、
閣議決定の内容を機能停止させなければならない。
まだまだ諦めてはならない。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2014・7・2
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