徒然日記

11月25日 その2701『逢坂誠二の徒然日記』(4346)




公示まで一週間。

投票日までは、19日と20日を切った。

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夜明け前の函館、
空には多少の雲があるようだが、
雨も雪も降っていない。

気温は1度程度だった。

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昨日は、長万部、八雲を
笹田浩道議とともに走り回った。

朝の長万部の気温は氷点下。

油断をして、コートを着用せずに外回りをしてが、
あまりの寒さに震えあがってしまった。

そんな中、多くの方にお会いし
私の思いを伝えさせて頂いた。

私が訪問することが、あらかじめ分かると、
浜の倉庫に集まってくれたり、l
地域の集会があることを教えてくれたりと、
皆さんから、大きな気遣いを頂いた。

こちらから申し出もしなかったのに、
こうした対応を自発的に行ってくれるのは、
何とも心強い。

1)電気料金と泊
電気料金が値上がりし、困っている方が多い。

特に北海道では、2度も値上げが行われ、
以前に比較すれば
20%以上も増加したケースも多い。

本来、燃油や電気料金など、
生活にどうしても必要なものがこれほど値上がりすれば、
政府や北海道が何らかの対策を講ずる、
そんな動きが出るのが普通だ。

しかし今のところ、その動きは見えない。

一方で、泊原発を再稼働すれば、
電力料金が下がるとの情報が流れる。

あたかも高い電気料金で我慢すのか、
それともリスクを承知で再稼働を選択するのか、
その二者択一を道民に迫っているようだ。

マスコミの世論調査の設問が、
こうした雰囲気にさらに拍車をかけている。

電気料金を引き下げるには、
再稼働しか道がない雰囲気に引き込まれ、
思考停止状態だ。

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電気料金を引き下げたい


再稼働は不安で避けたい

この二つの条件を満たす道は何か。

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再稼働すれば電気料金が下がるらしいが、
原発稼働への不安が高まり、
二つの条件は成就しない。

二つの条件を満たす道は、
電気料金の高騰対策を行うことだ。

しかしその実施に向けた、
政府の動きは鈍いように感じられる。

あたかも電気料金を人質にして、
再稼働を迫っているかのようだ。

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3.11大震災で、
多くの人が原子力発電所の
不都合な真実を知ってしまった以上、
電力料金が高いからといって
再稼働できる環境なのだろうか。

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相変わらず使用済み核燃料の処理方法は見えない。

地元の範囲が定まらない上に、
有効に機能する避難計画が作れない

現在の政府与党も
原子力依存度を下げるとの雰囲気を醸しているが
実際にどのように下げるのかの具体策も
目標も示すようには見えない。

こんな状態で再稼働すれば、
リスクを放置したままで、
なし崩し的に原発の運転がいつまでも続く可能性がある。

しかし、電力料金高騰対策を講じなければ、
国民から再稼働が必要との声が徐々に高まる可能性があり、
その世論に押し切られる状態も想定される。

それは避けねばならないが、
どうしてもそうした世論が強いなら、
最低限でも次のような条件を付さねばならないだろう。

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A)
万が一の場合の被害が及ぶ範囲を明確化すること。

B)
その範囲及び避難受け入れ先自治体で、
有効で機能する避難計画が樹立できること。

C)
再稼働する原子炉を
いつまで使い続けるのかを明確にすること。

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万が一の際に、少しでも住民の安全を守るため
最低限でもAとBは必要だ。
(これは最低限であり、安全だということではない。)

Cは、なし崩し的に原発稼働を続けないための措置だ。

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そもそも使用済み核燃料の処理もできない施設を、
使い続けること自体に無理がある。

蛇足だが、現在のルールでは、
使用済み核燃料は、
再利用できる価値のあるもの(資産)との位置づけで、
処理に経費のかかるゴミ扱いではない。

しかし現状で、核燃料サイクルが、
有効に機能するとは思われない。

そうなれば、使用済み核燃料は、
処理費用が膨大に必要なゴミとなる。

つまり原子力の発電単価は、さらに高くなる。
(というよりは会社経営が成り立たない??)

今日は市場回りから活動を開始し、
その後、定例の朝、街宣だ。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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        2014・11・25
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