徒然日記

3月20日 その2816 『逢坂誠二の徒然日記』(4460)




夜明け前の気温は9度。

空には雲があるが、雨にはならない見込みだ。

日中も17度程度まで上昇する見込みだ・

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慌ただしい時間が過ぎてゆく。

今日は、新月だ。

1)井の中の蛙
少人数で、ある政治評論家の話を伺った。

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日本の植民地化が進んでいる。

官邸はCIA化している。

日本は本来、隣国と仲良くすることが大事。

安倍政権は、井の中の蛙だという。

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しかし政権をチェックすべきマスコミが、
政権の用心棒化している。

デマ報道も簡単に行う。

マスコミ内部から、正義感のあるものが出ると
良いのだが、そのような方は見つからない。

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こんな話を聞いた。

なんとしても、大事になるまえに、
この安倍政権を倒さねばならない。

2)タクシー
NHKの籾井会長が、私的利用のタクシー代金を
NHKに肩代わりさせていた問題に関し、
監査委員会が調査報告を発表した。

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その内容は、何とも驚くべきものだ。

会長が、
タクシー代を自己負担する意思があったことを鵜呑みにし、
それを補強するためだけの証言を集めている。

結局、説得力のある具体的な証拠が一つもないのだ。

これでは監査委員会の報告とは言えない。

報告書を読むと、辻褄の合わない部分もある。

籾井会長は、本件に関しては、
監査委員会の調査報告を聞いて欲しいと繰り返し述べている。

そのため今朝は、緊急で総務部門会議を開催し、
監査委員長から話を伺うこととなった。

本来、こんなことに時間を取られたくないのだが、
あまりにも杜撰なNHKの対応を見ていると、
どうしてもそうせざるを得ない。


3)日本と原発 その10
映画『日本と原発』(河合弘之監督)から。

今日は、河合弁護士が、
原発推進派が論理が破綻していることを
説明している場面を紹介する。

==以下、映画からの紹介==

<自己完結型エネルギー構想について>

それでは、日本の原発推進勢力が言う、
原発の正当化理由を説明します。

それは、まず日本は資源小国だというところから始まります。

そしてその悲哀から脱するには、
自己完結型永久エネルギー構想で
いくしかないんだということになります。

この自己完結の自己というのは、
日本の中でという意味です。

まずウランを輸入します。

そしてそれを軽水炉、
日本のいっぱいある原発の中で燃やします。

そうすると使用済み燃料が出てきます。

それを再処理します。

そして、プルトニウム燃料が出てきます。
MOX燃料とも言います。

仮にその量を100とします。

それを高速増殖炉で燃やします。

そうするとまた、電気が出てきて、
使用済み燃料が出てきます。

この使用済み燃料を再々処理します。

その結果またプルトニウム燃料が出てきます。

それは、さっきの100と比べると、
プラスアルファ増えます。

これがまた高速増殖炉で燃やされます。

そうすると、それがまた使用済み燃料が出てきて、
再々再処理をします。

そうすると、これがまたプラスアルファアルファになっていく。

その結果ぐるぐるぐるぐる回っていって、
燃やせば燃やすほど、
使えば使うほど核燃料が増えていく。

これが自己完結型永久エネルギー構想。

これが理想的に運べば、
確かに日本は一旦ウランを輸入して
この回転の中に入れたら、
永久に増え続けるわけですから、
もう電気のことは全く心配ないということになるんですね。

でも、これは文字通り、絵に描いた餅です。

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実際には完全な失敗をしているのです。

まずこの再処理ですが、
日本ではこれは六ヶ所村でやっています。

この六カ所村の再処理施設は、
完全に失敗しています。

二十数回も完成を延期し、
予算も2倍にも3倍にもなっています。

不可能と言っていい。もう絶望的な状況です。

それから、この構想の胆の第2は高速増殖炉なんですが、
これは日本で言うと「もんじゅ」です。

完全に失敗して重大な事故を起こして今も停止中です。

世界中この高速増殖炉については失敗をしています。

あのフランスでさえ、完全に諦めました。

世界中でまだ高速増殖炉をやろうとしているのは
日本だけだと言っても過言ではありません。

これが成功する見込は全くない。

これは官民揃って認めざるを得ないところです。

自己完結型永久エネルギー構想というのは、
実際には完全に潰れているんですが、
推進側はこれを諦めようとしません。

何故かと言うと、これを諦めると原発をする正当理由がない。

原発はただの石炭とか石油と同じで、
いずれなくなってしまうもの
ということになってしまうからです」

==以上、紹介終了==

破綻していることにしがみつくのは、
日本の将来を誤らせます。

過日、アメリカの原子力規制員会の
グレゴリー・ヤツコ前委員長も
核燃料サイクルはやる意味がないと話されていました。

なんとしても止めねばなりません。

今日も、しっかりと前進します。
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       2015・3・20
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