徒然日記

3月29日 その2825 『逢坂誠二の徒然日記』(4469)




昨日は、福原賢孝道議とともに、
桧山管内回りをしている。

夕方には、函館に戻り、
いくつかの行事に出席した。

1)国政の課題も
統一地方選挙がスタートしている。

今回の選挙は地方創生が争点だという。

本当だろうか。

地域の活性化をどうするかは、
自治の現場では日常的に議論され、
さまざまな取り組みが行われている。

だから地方の課題をどうすべきが争点になるのは、
いつの統一地方選挙も当たり前のことだ。

これは何も今回の選挙に限ったことではない。

ことさら今回の選挙で
地方創生を争点化することに違和感がある。

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今回の選挙は、
地方選挙ではあるが、
結果によっては、
国の政策に大きな影響を与えることになる。

安倍総理は、原子力稼働を進め、
集団的自衛権行使を
可能にする法律を成立させたいという。

今回の統一地方選挙で、
与党系の候補が勝てば、
この総理の思いに拍車がかかる。

逆にいうと、大間を止め、
集団的自衛権の行使を認めないならば、
与党系の候補に投じてはならないということだ。

実は、今回の選挙の真の争点は、
安倍政権を認めるか、認めないかだと思う。

安倍政権の政策に否定的な方は、
野党系候補に一票を投ずるべきだ。

2)日本と原発 その18
映画『日本と原発』(河合弘之監督)から。

福島第一原発は、
そもそもの立地場所が間違っていた。

このことが映画の中で指摘されている。

==以下、映画から引用==

福島第一原発というのは、
高さ30メートル以上の高台のところを、
実は20メートルも掘り下げて建てている。

掘り下げた工事の段階から、地下水が出てきて、
その地下水を海に逃すための井戸を掘ったり、
ポンプを付けたり、そういうことを建設当初からやっていた。

この原発が事故を起こした後も、
地下水の問題を処理しないと大変になることは、
最初からわかっていたこと。

福島第一原発は、丘の麓に位置しています。

降った雨は、地中に浸透して地下水となります。

毎日400トンほどの地下水などが、
発電所建屋内に流れ込み、汚染されています。

汚染水は、発電所内に溜めなければならないことから、
汚染水の浄化と管理への対策は、
ますます重要になっています。

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たくさんタンクが建ち並んできているわけですけれど、
のタンクの作り方に大きな問題があったと思います。

仮設タンクなんですね。

長期間使うことは全く予定していなくて、
数年で用を足さなくなる、漏れ出てしまう。

基礎に亀裂がきたり、地盤の沈下が起きたり、
こういうことが最初から起きていた。

==以上、引用終了==

一日400トンも地下水が出るような
不適切な場所に立てたのが福島第一原発。

一日400トンの汚染水を貯めるタンクは、
仮説だが、長期間使わざるを得ない。

そうなれば当然、劣化してくる。

汚染水の増加とタンク管理は、
まさに自転車操業状態と言える。

2)もう限界だ
NHKの籾井勝人会長が、
3月10日の経営委員会で、

「経営委員会後の記者ブリーフィングで、
個人的な意見はぜひ控えていただきたい」

と要請をしていたことが、
27日に公表された同委員会の議事録で明らかになった。

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籾井会長は就任以来、問題発言を繰り返しているが、
そのたびに真意が伝わっていなかったなどと
言い訳を繰り返している。

以下は、NHKホームページから引用だ。

「経営委員会は、
会長以下の役員に対する目標管理・業績評価を行い、
評価結果を処遇に反映させるなど、
執行部に対するガバナンスを強化し、
監督を行っています。」

経営委員会は、会長などの監督を行っているのだ。

その経営委員会を牽制するような発言を会長が行うことは、
完全な越権行為だろう。

籾井会長は、相変わらず自分の立場が分かっていない。

籾井さんが、NHKの留まるのは、
もう限界状態になっている。

今日は終日、函館市内を飛び回る。

今日も、しっかりと前進します。
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       2015・3・29
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. ご苦労様です。
    毎日の国会〜函館の往復をするのは、大変な労力を損する事ですね。体に御留意の上、頑張って下さい。
    今が、一番大事な時です。

    ところで、沖縄 辺野古問題ですが、いつか遠い昔に聞いた事がある「沖縄返還条件」ですが、沖縄は、日本に変換するが、施政権は、日本にそして沖縄は、米国の植民地の事は、変わらない。と言う事があるところで囁かれていたという事を
    耳にしたことがありました。
    これが本当であれば、今、いくら普天間、辺野古等々を議論してもはかない事ではありませんか。
    少し、調査をしてみる事が必要ですね。

    それから、NHK籾井会長 自民党安倍総理 文科省下村大臣 これは何を言われても辞職をしない事としている事が
    安倍政権存続としていると言う事でしょう。
    野党が、今どんな事を出して来ても絶対に「蛙の面にしょんべん」ですよ。
    ですから週刊誌ネタでももっと良く「裏」を取って確実な追及をして欲しいです。
    もう一人二人をやっつければ解散です。
    「恥ずかしい・面目ない・国民の政治への信頼」などと言う考えは、完全に捨てている非常識な国会議員団です。
    国民にとっては、世界に大変恥ずかしい政府と言わなければならないのと将来を危惧させる政権です。

    本当に体に気を付けて頑張って下さい。

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